機能紹介から実戦へ!無料版 Copilot の進化を正直レビュー!
前回、 私たちのブログでCopilot無料版に「外部ソースの連携」「Copilot メモ」「タブを追加」という新機能が追加されたことを速報でお伝えしました。あの時は機能の概要と期待値をお伝えしましたが、その後、読者の皆さんからは「本当に無料版で使えるの?」「制限は厳しくない?」という声を多数いただきました。
https://aisukitech.com/update-info-review/
そこで今回は、機能紹介から一歩踏み込み、実戦的な「実機レビュー」を行います!無料版 Copilot の新機能を徹底的に検証し、本当に仕事や生活で使えるのか、そして無料版ならではの厳しい制限はどこにあるのかを、ぶっちゃけベースで正直にレポートします。この記事を読めば、あなたはすぐに Copilot を最強の無料アシスタントとして活用できます。
外部ソースとの連携 コネクターの追加
この機能は、今回のアップデートで最も衝撃的な進化です。これまで有料ライセンスのみの方が使用できたのですが今回は無料版でも使用できるようになりました。
自分のクラウドストレージ(OneDriveやSharePoint)に保存されているPDF、Word、PowerPointなどのファイルに Copilot がアクセスし、その内容を読み込んでくれます。
連携をした結果について
https://aisukitech.com/update-info-review/
連携方法についてはこちらの方で画像をつけて説明しているので是非ご確認ください。

OneDriveに入っているか家計簿を探してとプロンプトを入れるとなんと自動で引っ張ってくることができました!!
そのほかにもgoogleのサービス等も連携できそうですのでMicrosoft製品との連携もこのコネクターを使うことで簡単に行うことができますね!
実体験レビューと効果
結論から言うと、情報探索の時間が激減しました。
これまでは、過去の企画書を引っ張り出すためにフォルダをさまよい、見つけたら必要な情報をCtrl+Fで探すという手間がありましたがCopolt が調べてくれるのでヒントを与えるとファイルを調べてくれるのは非常に便利だと思いました。
ただし今回の内容はあくまでもPCに保存しているファイルではなくOneDrive上に保存しているデータが対象になりますのでご注意ください。
その他の懸念
この機能は便利だと思いましたが、やはりセキュリティ面が非常に怖いと思いました。個人情報が掲載されているデータをCopolt に読み出すのでAIの学習に利用されないか心配でした。。
なので設定で
「テキストでのモデルトレーニング」と
「音声でのモデルトレーニング」のチェックボックスを外しました。
(これで完全に情報が漏洩しないというわけではありませんが取り扱い注意のデータは心配です)

今後の期待
便利さとセキュリティのバランスが課題だと思いました。企業向けにはエンタープライズ保護機能があるのでどんなものを入れても学習に使われない安心感がありますが、今回の無料で使用できるCopolt ではどのように扱われているのかが非常に気になるポイントでした。
Copilot が私のことを理解する!? Copilot メモリ
こちらの方も前回にご案内しましたがついに使用できるようになりましたのでレビューします。
この機能はCopilotに自分の特性や好きなことを記憶させることができます。
- ユーザーの好みや業務スタイル、過去の指示などの情報を記憶します。
- 例えば、「回答には専門用語に補足をつけてほしい」といった指示を記憶させると、それ以降の回答にその設定が反映されます。
- これにより、まるであなた専属のアシスタントのように、より的確で関連性の高い応答を得ることができます。
- あなたの役割や担当業務、特定のプロジェクトに関する情報などを記憶させることで、文脈を理解した上での提案や情報提供が可能になり、作業の効率が上がります。
- 繰り返し伝える必要があった情報(例:「私の部門はマーケティングです」)を記憶してくれるため、プロンプト入力の手間が省けます。
記憶の方法
こちらの機能はweb版では登録できず、アプリ版のみ使用することができました。
アプリのダウンロード画面
デスクトップ版 Copilot を入手するか、Android または iPhone に Copilot アプリをダウンロードする | Microsoft Copilot
アプリ開き左端の人のマークをクリックし設定を押します。

メモリの管理をクリックします

これまで記憶した内容の一覧が表示されます。

記憶をすると下の図の様に記憶しましたと表示されます。

容姿のことには保存しないみたいです。。。

この機能に期待すること
私は、プロンプトで非常に詳細な指示を出すことを重視しているため、1回あたりのプロンプトが必然的に長い文章になってしまいます。
これは、前提条件を明確にし、出力してほしい内容をより正確にするためです。
この機能があることで、ある程度の前提条件をCopilotに記憶させておけるため、その都度前提を細かく記さなくてよい点は、私にとって大きなメリットだと感じました。
私はこの機能をぜひ活用し、私だけのCopilotに育てていきたいと考えています。
実は期待していなかった。。Copilotタブ機能
こちらの機能はEdgeに搭載されているCopolt の機能になります。私自身期待していませんでしたが、使うと便利だなぁと感じることができましたのでご紹介いたします。
使用方法
Edge画面の右端のCopilotボタンを押してCopilotを起動します。
プロンプト入力画面下の「₊」ボタンを押します。

「タブを追加」をクリック

対象としたいタブを選択しますし、プロンプトを入力します。


対象のタブに対してプロンプトを入力すると、タブからの回答を生成することができます。
この機能使いどころ
- タブのURLをコピー&ペーストしなくてもよい。
- タブを指定することで、タブの回答から回答を生成することができる。
- URLの先に長い文書やテキストのみのに回答をすぐに生成できる
実際の利用シーン
例えば私が使えると思ったシーンは、
Copolt のプライバシーポリシーの中から私の知りたい内容を抽出するといった内容に場合に使えると思います。
下記の内容からCopilotのAIモデルの利用について調べたい場合
Microsoft Copilotに関するプライバシーに関する FAQ – Microsoft サポート

上記の様に、タブを指定して知りたいことを入力するだけで答えを出力してくれます。
いちいち読む必要がないので非常に便利だと思いました。
まとめ:無料版 Copilot は「最強の無料アシスタント」へ進化!
今回の実機レビューの結果、無料版 Copilot は、もはや単なるチャットAIではなく、「仕事の効率を劇的に向上させる最強の無料アシスタント」へと進化していることがわかりました。
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| 機能名 | 評価のポイント | 留意点/今後の期待 |
| 外部ソースとの連携 (コネクター) | 情報探索時間が激減! OneDrive上のファイルにアクセスし、必要な情報を自動で引き出せるため、過去資料を探す手間がなくなります。 | セキュリティとの両立が課題。 個人情報を含むデータの取り扱いについて、無料版での学習利用の有無と設定(モデルトレーニングの無効化など)が重要です。企業向けエンタープライズ保護機能のような安心感が求められます |
| Copilot メモリ | モリ専属アシスタント化! 自分の好みや業務の前提条件を記憶させることで、プロンプトが短縮され、回答の精度が向上します。「私の部門は○○」といった繰り返し伝える必要があった情報が不要になります。 | 現在はアプリ版でのみ設定可能ですが、この機能を活用することで、あなた専用のCopilotに育てる大きな期待が持てます。 |
| Copilot タブ機能 | 情報抽出が瞬時に完了! Edgeブラウザで開いている特定のタブの内容を対象に回答を生成できるため、長い文書やWebサイトを読む手間を大幅に削減できます。 | URLのコピペが不要で、指定したタブの情報からピンポイントで知りたいことを抽出する際に非常に便利です。 |
結論:AI活用をより「実戦的」なレベルに引き上げ!
結論として、この無料版のアップデートは、情報探索やプロンプト作成の手間を解消し、AI活用をより「実戦的」なレベルに引き上げるものです。
ただし、その便利さの裏側にあるセキュリティ設定(特に外部連携)については、ユーザー自身が注意を払って設定を管理することが重要です。この点に留意すれば、あなたはすぐに Copilot を最大限に活用できるでしょう。
