2025年11月、Microsoftの年次最大イベント「Microsoft Ignite 2025」が開催されました。全世界から注目を集めたこのイベントで発表された内容から、今後のサービス提供の内容についてご紹介していきたいと思います。
Microsoft Ignite 2025とは?

Microsoft Igniteは、マイクロソフトが年に一度開催する、世界最大級のテクノロジー・カンファレンスです。
開発者やITの専門家、そしてビジネスリーダーたちが世界中から集まるこのイベントは、単なる「新製品のお披露目会」ではありません。CEOのサティア・ナデラ氏が登壇し、「今後1年、マイクロソフトがどの方向に進むのか」という戦略のすべてがここで語られます。
今年のIgnite 2025は、11月18日から21日にかけてサンフランシスコ(およびオンライン)で開催され、普段私たちが使っているExcelやTeams、Copilotに将来どんな機能が追加されるのか、その「未来のネタバレ」が詰まっている場所。それがMicrosoft Igniteです。
3日間もあるイベントのため様々なコンテンツが発表されます。AI関連だけでも追いかけるのは大変です。
また、これは現地時間で行われるイベントであるため、このイベントが好きなIT技術者の方々は、寝不足になるイベントでもあります。
Microsoft Ignite – November 18–21, 2025
2025年 Microsoft Ignite発表内容まとめ(Copilot関連のみ)
- Microsoft Agent 365
- Work IQ
- エージェントモード
- Outlookのアップデート
- 動画生成機能の強化
- 個人的にうれしいアップデート
Microsoft Agent 365とは?

Microsoft 365 CopilotやCopilot Studioによって自分好みのAgentが作成、共有することができるようになりました。
一方会社やIT関連部署では以下のような課題を抱えています。
- 誰がどんなAgentを作成したか分からない。
- 会社が認めていないものにアクセスしていないか?
- 誰がAgentを更新や最新化を行っているのか?
- なんの目的で作成されたAgentなのか?
など個人的には役に立つAgentを作成したとしても管理者側から見たときに、無策に増えるAgentにガバナンスを利かす課題がありました。
IT部門がすべてのエージェントを安全に管理するための仕組みがAgent 365です。
主な機能は
- レジストリ:社内に存在するすべてのエージェント(正規のものも、勝手に作られたものも)を一覧で表示し、「見える化」します。
- アクセスコントロール: 「このエージェントは人事データには触らせない」といった権限設定を行い、セキュリティ事故を防ぎます。
- 可視化: エージェントがどのデータを使ってどう動いているかを人のつながり調査監視します。
- 相互運用性:Agent内にアプリとデータを装備させワークフローの一部として使用できる
- セキュリティ:エージェントを脅威や脆弱性から保護し、エージェントを標的とした攻撃を検出、調査、修復する。
『Agent 365』という管理システムを用意することで、企業は安心してagentに仕事を任せられるようなります。
Agent 365: Microsoft 365 向け AI エージェント管理
Work IQ
Copilotが単にファイルを検索するだけでなく、以下の3つの要素であなたをサポートします。Copilotが私たちの会社や仕事を理解して回答をすることができるようになります。
以下の3つの要素を使って仕事のサポートをします。
- データ:OutlookやTeams、OneDrive、Sharepointなどのファイルから業務内容を把握
- 記憶: 各個人の仕事の癖、好み、人間関係、組織図を記憶。
- 推論: データと記憶を組み合わせて「次はこれが必要でしょう?」と最適なエージェントや行動を先回りして提案。
Copilotはプロンプトに応じた内容を返すだけでしたが、Copilotが様々な個人のデータや行動パターンを記憶しプロンプトが提供されなくても次の行動を提案できるようになります。
人間が次のアクションを考えている間に、Copolt が次の行動を先回りして提案してくれる未来が来そうです!
エージェントモード
これは各アプリ(Excel、Word、PowerPoint)でAgentモードが使用できるようになります。
Agentモードを使うことで自然言語でAIと対話することで、PowerPointでの資料の作成やExcelデータ分析、グラフの作成等ができるようになります。
これまでもExcel、Word、PowerPointでもCopolt は使用できましたが、より高度な回答ができるようになります。
Vibeが動作中:Microsoft 365 CopilotにおけるエージェントモードとOffice Agentの導入 |Microsoft 365 ブログ
Outlookのアップデート
アップデートによってこれまで要約やメール下書きに留まっていたCopolt のアシスタント機能がよりサポート範囲が広くなりました
- 判断の自動化: 件名を目視確認せずとも、AIが「返信が必要なメール」を特定。
- 即座に対応: 文面作成の手間を省き、「要約して返信」までスムーズに実行。
- 会議サポート: 会議予約、アジェンダ作成、ダブルブッキング対応が可能
『返信すべきメールの判断』から作成、会議運営までCopilotにお任せ。調整業務がスムーズになります。
動画生成機能の強化
OpenAIのSora 2ビデオモデルを利用可能になります。自然言語のプロンプトからAIが生成した短いビデオクリップを生成したり、ビデオ内のストック映像をAIが生成してコンテンツと入れ替えたりできる。
CopolotでもOpenAIのSora 2ビデオモデルを利用可能になったことでより細かい表現が行える動画生成が行えます。
うれしい情報
2026年3月までのプレビューでは、Microsoft 365 Copilotライセンスを持たないユーザーに対しても一部機能が使えるようになります。
- Copilot Chat: Outlook、Word、Excel、PowerPointでも利用可能
- OutlookのCopilot Chat:ユーザーの受信トレイ、カレンダー、会議全体のコンテンツを認識できる機能も開放
- Agentモード: Word、Excel、PowerPoinも標準でアクセス可能になる。
これまでライセンスを保有しない方がMicrosoft365Copolotの機能を体験するMicrosoftの太っ腹の内容です
最後に
この記事では、Microsoft Ignite 2025で発表されたCopolot関連のニュースを紹介しました。
- Microsoft Agent 365
- Work IQ
- エージェントモード
- Outlookのアップデート
- 動画生成機能の強化
- 個人的にうれしいアップデート
今回の記事はいかがだったでしょうか?Microsoft Ignite の紹介からそこで発表されたCopolotの内容を抜粋してお伝えしました。ここで発表された内容はすぐにアップデートされるものもあれば来年されるものもあります。
また、今回紹介した内容はほんの一部であり、Microsoft製品に対する発表は数えきれないほどあります。また、このブログでも使えるようになった機能から紹介する予定です。
