AIの業務の活用に悩まされていませんか?
私は以下のような悩みを持っていました。
- AIを使いこなせているのかわからない
- AIを使わないと時代に取り残される
- どの仕事にAIを使えばいいのか分からない
- AIを使うほど、逆に仕事が増えた気がする
この記事ではそのモヤモヤを解消するために、
AIは何でも対応できる万能なツールでなく、明確な「得意・不得意」を持つ道具にすぎません。 この記事では、AIの特徴を整理し、さらに「定常/非定常 × 精度/曖昧さ」という4つの切り口で整理し、あなたの業務のどこにAIを差し込めば「最強の相棒」に変わるのかを具体的に解説します。
この記事を読み進めるだけで、手元のタスクを見た瞬間に「これはAI、これは私」と迷わず判断できるようになり、あの嫌なモヤモヤはスッキリ消えているはずです。
AIの得意分野を整理
AIはいったいどんな仕事に向いているのでしょうか?
それは、
正解が1つに定まらない、抽象度の高い仕事です。
それはなぜでしょうか?
1. AIは「正解」ではなく「確率」で動いているから
生成AIの正体は、膨大なデータから「次に来る確率が高い言葉」を予測する統計を利用しています。
「企画のアイデアを5つ出して」という仕事には、唯一無二の正解がありません。AIが持つ膨大なデータ量が、人間にはない多様な視点や、新しい組み合わせを生む「創造性」として機能するのです。
AIは、個人が処理できない膨大な量のテキストデータを学習しています。
「心理学 × マーケティング × 宇宙開発」といった、一見無関係な分野を掛け合わせたアイデア出しは、人間には難しい抽象的な作業です。しかしAIは、全分野の知識を同時にテーブルに乗せて、「共通のパターン」を見つけ出すのが得意です。この広大な知識のネットワークがあるからこそ、ぼんやりした指示からでも文脈を汲み取り、形にできます。
人間がアイディア出しをするとき、どうしても「これは変じゃないか?」「上司に怒られないか?」というバイアスが働き、頭の中で制限をかけてしまいます。
その点AIには感情といったものはなく無茶振りにも、忖度なしで高速回答します。この「質より量」を圧倒的スピードでこなせる特性が、抽象的なタスクの初期段階(ブレインストーミングなど)に完璧にマッチします。
AIが苦手な点を整理
AIの苦手な点は、ハルシネーション(幻想)を起こしてしまう可能性があることです。
ハルシネーションが起こる理由については過去の記事でご紹介しましたのでそちらをご参照下さい。
AIといい関係を築くには?Copilotを賢く使いこなすための3つのコツ
ハルシネーションにより、正確な答えを求められる仕事には向きません。
AIを使って答えを生成できたとしても最終的なファクトチェックは行わないといけないため、結局は人の手が必要となります。
【図解】AI活用を4分類で整理するマップ

「ミスが許されないルーチンワーク」 この領域は「間違ってはいけない」ため、AIに直接答えを出させるのではなく、「AIに自動化ツールを作らせる」ことが最適です。
AIは簡単なコード生成に適しています。プログラミングは同じ作業を繰り返し行うことに非常に長けているため非常に有効な使い方だと考えます
PythonやVBAのコードを生成し、実現したいことをプロンプト化しコードを生成する。
質よりも量やスピードが重視されるルーチンワークこそ、AIチャットボットや自動生成技術が真価を発揮する領域です。表現の揺らぎの修正や誤字脱字の修正などを簡単に行ってくれます。
「60点の回答でも、即座に返ってくることの方が価値がある業務です。人間はAIが処理しきれなかった『イレギュラー対応』だけに集中できるため、精神的な負担が劇的に減ります。」
都度発生する、情報の正確性が重要なタスクの調べものや大量の資料読み込みなど、人間がやると時間がかかりすぎる「インプット作業」をAIを使うと時間活用ができます。ただしハルシネーションを起こす可能性があるので過信は厳禁です。
例えば、長文の調べものや資料の読み込みを行う際は、「要約して」のような簡単なプロンプトではなく、制約条件を入れることで多少のハルシネーションを回避することができます。
以下の制約条件を入れてみましょう
# 制約条件
1. 必ず提供された ##テキスト## の内容のみに基づき回答してください。
2. ##テキスト## に書かれていない情報は、たとえ一般的知識であっても絶対に含めないでください。
3. 該当する情報が ##テキスト## 内にない場合は、「情報が不足しており回答できません」と出力してください。
4. 推測や創作は一切行わないでください。
「正解のない問いに挑むクリエイティブタスク」では、アイデア創出や企画立案といったゼロからイチを生み出す負担をAIが軽減します。ここではAIの「ハルシネーションさえも、新たな発想のきっかけとして活用されます。
行き詰まった際の最強の相談相手です。遠慮なく大胆な要求を投げかけられるため、自分一人では決して思いつかない独創的な切り口を発見できます。AIは「優秀な部下」ではなく、「クリエイター」として活用しましょう。
【まとめ】「まずはフワッとした仕事から」AIに任せてみよう
AIは万能ではありません。
しかし、使いどころさえ合っていれば、これほど仕事を軽くするツールはありません。
4分類を意識するだけで、
- AIに任せるべき仕事
- 人がやるべき仕事
- AIと他ツールを併用する仕事
がハッキリと整理されます。
まずは今日、
まずは精度の求められない仕事”を1つだけAIに投げてみてください。
メールの下書きでも、会議メモでもOK。
その小さな一歩が、あなたの仕事を驚くほど軽くします。
